猛毒「ヒアリ」日本上陸 東京港・博多港などで発見される!なぜ日本に上陸してしまったのか?

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ヒアリの特徴

・極めて強い毒を持っている

・殺人アリとも呼ばれている

・繁殖力が強い(女王アリは1日に2000~3000個の卵を産む)

・高い攻撃性がある(何度も刺す)

 

ヒアリの怖さは、その毒性の強さとともに繁殖能力が異常に高い点。

 

女王ヒアリは毎日1500~2千個の卵を産む。さらに、高さ50㎝ほどの巨大なドーム状の巣を“本部”とし、その周辺に“前線基地”のような小規模な巣をたくさん作ることで生息域を急拡大させていく生態を持つ。

 

 

大規模な巣では働きアリ(女王ヒアリの子)の数は100万匹にも達する。

 

 

人が刺されるとどうなる?

・ヒアリに刺されると、有毒物質のアルカロイドの作用で激しい痛みやかゆみ、発熱などを引き起こす。傷口周辺が腫れてニキビのようなうみが出る。痛みは2週間程度続く。

 

・人によってはアレルギー性のショック症状「アナフィラキシーショック」で呼吸困難や意識不明に陥ることもある。

 

・「刺されたときは火蟻(ひあり)の名前の通り、火が付いたような痛みが走った。軽いアナフィラキシーショックで目まいや動悸が起き、瞳孔が収縮して視野が狭まった」

アリの生態に詳しい九州大の村上貴弘准教授は、2010年に台湾でヒアリに刺された経験をこう語る。

 

そんな危険なヒアリが日本に上陸した。

 

兵庫県に上陸!

5月20日、中国・広州市の港から神戸港(ポートアイランド)に運ばれたコンテナが、同港に陸揚げされ25日まで保管された。翌26日、尼崎市でコンテナ内の積み荷を取り出す際、内部でヒアリの集団が見つかったという。コンテナは神戸市内に移され、消毒。6月9日にヒアリと確認された。

 

愛知県に上陸!

愛知県弥富市にある名古屋港の鍋田ふ頭のコンテナ置き場で、外来種と見られるアリ7匹が見つかった。その場で殺虫剤で処分するとともに、港の管理会社が29日に環境省にこのうち2匹の鑑定を依頼。30日に環境省は、いずれもヒアリと確認したと発表した。

 

東京都に上陸!

環境省は7月13日、東京港で陸揚げされ、100匹超の南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が確認されたコンテナを詳しく調べた結果、新たに100匹超の働きアリと、卵や幼虫、さなぎを発見したと明らかにした。女王アリも存在するとみて調べている。

 

福岡市の上陸!

7月21日に福岡市東区にある博多港のコンテナヤードで、舗装の亀裂からヒアリとみられるアリ数十匹が見つかり、うち約40匹がヒアリと確認された。その後の調査で、ほぼ同じ場所から約50匹が見つかった。繁殖につながる女王アリや幼虫は見つかっていないという。

 

●岡山県に上陸!

8月17日。岡山県倉敷市の水島港で、にコンテナ下から見つかったアリ数十匹を、南米原産の「ヒアリ」と確認したと明らかにした。女王アリ1匹も含まれていた。県によると、巣や卵は見つかっていないことから、定着の可能性は低いとみている。

 

静岡県に上陸!

8月22日。清水港(静岡市清水区)で強い毒性を持つ南米原産の「ヒアリ」の可能性がある約100匹が新興津コンテナターミナルで見つかった。清水港はヒアリの調査対象になっている全国68港の一つ。環境省が18日に港内に餌箱100箱を置き、21日に回収。新興津コンテナターミナル付近から回収した箱から約100匹のアリと巣が見つかった。

 

横浜に上陸!

横浜市は6日、強い毒を持つ外来種の「ヒアリ」約60匹が、同市の横浜港本牧ふ頭に保管されていた貨物コンテナから見つかったと発表した。市によると、今月4日に空コンテナを修理するために作業員がコンテナ内に入ったところ、内部で動き回るアリを見つけた。作業員が液剤で殺虫し、5日夜にヒアリと確認された。

 

ヒアリが日本に上陸した理由は中南米の急速な開発!

ヒアリの日本上陸の背景には中南米の急速な開発がある。成長著しい中南米は経済発展が続く中国や東南アジア向けに多くの農産物や資源を輸出するようになり、その輸出品に紛れ込んだヒアリが貨物船などで各地に運ばれた。結果、輸出品とともにヒアリが日本に上陸してしまった。

 

早急に駆除しないと日本に定住されてしまうリスクがある

1995年に侵入したセアカゴケグモは、いまや沖縄から北海道まで40以上の都道府県で発見されている。強毒のツマアカスズメバチも2012年以降、九州で頻繁に発見されている。セアカゴケグモもツマアカスズメバチも日本で繁殖・定住してしまったといってもいいだろう。ヒアリも放っておけばセアカゴケグモもツマアカスズメバチのように日本で繁殖・定住してしまうリスクがある。

 

そのリスクをゼロにするためにも早期発見、早期駆除が重要だ。

 

環境省は水際対策を強化する方針だそうだ。

 

●ヒアリに殺虫剤は逆効果?

ヒアリの侵入はまだまだ港湾部に止まる初期段階。攻撃力が高いといえども、個体数が少ないこの段階であれば、数で勝る在来種のアリが集団で襲い、撃退してくれることもある。そこにヒアリがいるはずもないのに、庭やベランダなどでアリを見つけては殺虫剤を撒き散らしている人もいるようですが、それは我々の“味方”(在来種のアリ)を殺虫しているに過ぎません。

 引用:ヒアリ対策に殺虫スプレーやベイト剤は逆効果? |ニフティニュース

 

殺虫剤を巻き過ぎるとヒアリを撃退してくれるアリまで殺してしまうそうだ。

 

殺虫剤を巻けばよいというわけではないということだ。

 

ヒアリを見つけたら、プロの駆除業者や最寄りの自治体に連絡することをオススメします。もちろん、自己防衛のために殺虫スプレーやベイト剤を置かれて構いませんが、下手にそれらを撒くと、『ここは環境が悪いな』と判断して巣ごと他の場所に移動してしまい、むしろ拡散させる恐れがあります。

 

下手に殺虫スプレーなどを巻くと巣ごと移動してしまう場合があるそうだ。

 

もし、ヒアリを見つけたら、自分で駆除しようとせず、プロや自治体に頼もう。

 

●ヒアリ「夏はポテチ派、冬は甘党」

村上准教授は、「夏はポテトチップスが好きだった。冬は甘いものが好き」と語る。

 

さらに村上准教授は「1週間で万単位の卵を生むほどの繁殖力がある。駆除は早ければ早いほどコストが安くすむ」と初期対応の重要性を語った。

 

村上准教授によると、1930~40年代に侵入が確認されたアメリカでは、30年で300億円以上をかけたが根絶に至らず、これまでに50人以上が死亡し、年間5千億円以上の農業などの被害が発生している。一方、ニュージーランドでは2006年に国をあげて90万個の毒えさを設置し、完全駆除に成功したという。

 引用ヒアリ:朝日新聞デジタル

 

●ヒアリいかだ!