太陽を浴びてうつ病を予防!日光の効能とは 

太陽の光を浴びないとうつ病になる?

自殺率日本一の秋田県。その原因は、日照時間が日本で最も短いからという話は有名です。

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冬季の日照時間が顕著に短いフィンランド、スウェーデン、アラスカなどの地域では、冬季うつ病(うつ症状になるのが冬季限定のうつ病)の発症率が人口の10%近くか、それ以上になっています。ま た、初めからそれらの地域に住んでいる人よりも、それまで太陽光に恵まれた地域で暮らしてきた人が移ってきた場合の方が、より発症率が高くなります。

 

冬季うつ病の有病率は人口の1〜10%と言われ、女性に多く、高緯度の地域や冬季の日照時間の短い地域での発症率が高いと言われますが、日本では1〜3%と欧米に比べ少ない

 

昼夜逆転の生活を送っていると日光に浴びる時間が短くなるので冬季うつ病と同じような症状が生じる。さらに昼夜逆転の生活を送っている人は睡眠の質も悪くなるのでさらにうつ症状がひどくなる。

 

日光とセロトニンとメラトニンの関係

セロトニンは「脳内神経伝達物質」と呼ばれる脳内の神経間の情報伝達を担当する物質のひとつ。

 

目に入った日光が網膜を刺激することで脳に信号が送られて脳内でのセロトニン作用が増強し、生体リズムに関連深いホルモンであるメラトニン産生が抑制されます。これによって気分は快適になることが、日光が気分を良くする大まかな仕組みと考えられています。

 

セロトニン不足がうつ病の直接的な原因と考えられています。

 

メラトニンは覚醒と睡眠の時間が交互にやってくる生体リズムを作る基礎になる物質で、夜間の睡眠中に脳内分泌量が最大になり、昼間の太陽光で脳内 分泌量が抑制されることがわかっています。

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メラトニンは生体リズムを作る基礎になる物質。

この物質の分泌量が狂うと夜眠れなくなったり、

日中異様な眠気に苛まれたりする。


セロトニン不足はうつ症状を促します。

メラトニンの分泌異常が睡眠を狂わせます。

その狂いがさらにうつ症状を悪化させます。

ただ日光を浴びないというだけでそんな悪循環に陥る可能性があるのです。


多くの人がどんより曇った日よりも晴れ渡った日を快適と感じるのは、日光自体に人の気分をよくする作用があるからのようです。冬季うつ病の場合は日照時間が短 いためにセロトニン作用が弱いままで、起きていてもメラトニン抑制がしっかりとされず、うつ状態になってしまうと考えられています。

 

どれくらい浴びれば良いか?

以上のように、太陽の光はうつ病を防ぐだけでなく、様々な健康をサポートしてくれることがわかっています。

 

それでは実際、どれくらいの日光を浴びれば良いのでしょうか。一般的には1日20~30分程度と言われていますが、データは諸説あります。

 

独立行政法人 独立環境研究所によれば、必要なビタミンDを生産するために必要な日光照射時間は7月12時のつくばでは3.5分に対し、12月12時の札幌では76.4分。かなりのばらつきがあります。

 

住む地域によって変わる光の強さのおかげで、推奨される時間はまちまちですが、まずはできる範囲で太陽を浴びてみてはいかがでしょうか。ただし浴びすぎはシミや「日光角化症」といった皮膚の炎症、皮膚がんの原因になることもあるので注意しましょう。