アルコール類の飲みすぎ注意!「ブラックアウト」という記憶障害を起こすリスクが上がる!

アルコール類の飲みすぎの危険性

リスク1、記憶障害

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一気飲みで血中アルコール濃度が急激に上昇した時や、長時間飲み続けて酒量が増えると、記憶が飛んでしまう人がいる。そういう人たちの中には記憶を失っているのにもかかわらずきちんと家まで帰り着いてしまう人がいる。

 

アルコールの影響で「記憶の空白が生じている」という異常な記憶状態に陥っている。それなのにもかかわらず、「きちんと家まで帰り着くことができる」という正常な行動がとれてしまう。このような記憶障害があるのにもかかわらず、正常な行動がとれる状態を医学用語で「ブラックアウト」という。

 

●「ブラックアウト」の特徴

「ブラックアウト」の特徴は、記憶障害を起こしていても、身体の動きをコントロールする部位に障害は受けないので、日常的に行っている行為を普通にできることだ。このことからブラックアウトは軽い記憶障害と推測することもできる。

 

血液中のアルコール濃度が0.1%を超えるあたりから、足元がおぼつかなくなる“酩酊期”に入る。さらにアルコール濃度が増し、“泥酔期”になると、記憶の障害「ブラックアウト現象」が出てくる。

 

●酔いの種類は6段階
1・爽快期
2・ほろ酔い期
3・酩酊初期
4・酩酊期
5・泥酔期
6・昏睡期

 

●ブラックアウトは軽い記憶障害。でもそれを繰り返せば問題が生じるリスクが高まる

軽い意識障害とはいえ、何度もブラックアウトを起こすと、40代後半以降から物覚えが悪くなってしまう可能性がある。また、ブラックアウトにならなくても、毎晩お酒を飲み過ぎると(1日に日本酒4合を10年間)、脳の萎縮が起こるリスクが高くなる。

 

●飲みすぎ=脳が萎縮する

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左の画像は50代の酒を飲まない人の脳。
右の画像は30代のアルコール依存症の人の脳。


左の脳に比べ、右の脳は黒い部分が目立つ。
特に前頭葉の部分に黒い部分が目立つ。
アルコールによって脳が萎縮したせいで黒い部分が目立つのだ。

前頭葉には酒を飲みたいという欲求を抑制する機能がある。その機能がある前頭葉が萎縮すれば、アルコールを飲みたいという欲求を抑える機能も低下する。アルコール依存症の人がお酒を我慢できなくなる理由のひとつにこの脳の萎縮がある。

 

さらに萎縮するのは前頭葉だけではない。前頭葉以外の部分も萎縮する。前頭葉以外の部分の萎縮が進行すれば記憶障害になったり、認知障害になったりするリスクが上がる

 
参考:あなたの飲酒 大丈夫? - NHK クローズアップ現代+ 

 

リスク2、感情抑制のブレーキが外れやすくなる

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アルコールを飲みすぎると感情を抑制する能力が低下してしまうので、感情的な行動をとりやすくなってしまう。他人に暴言を吐いたり、暴力を振るったり、非常識な行動をとったりなどの迷惑行動をとるリスクが高くなる。

 

この状態で車に乗れば、交通違反をするリスクも高まる。スピード違反をしたり、信号無視をしたり、無謀な追い越しをしたりするリスクが高まる。攻撃的になり、前の車を煽ったりするリスクの高まる。

 

アルコールによる脳萎縮が進行すれば、普通の人より感情的になるリスクが高くなる。感情的になるリスクが高くなれば、感情的・衝動的・破壊的行動をしてしまうリスクが高くなる。

 

リスク3、不眠症になりやすくなる

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アルコールを飲んで寝ると、時間の経過とともにアルコールは分解され、「アセトアルデヒド」という化合物に変化する。このアセトアルデヒドは強い毒性を持っており、人間の心身を刺激する。その刺激のため眠りの質が悪くなる。

 

アルコールを毎日飲むことが習慣になっている人は、上記のような眠りの質が悪くなるメカニズムが毎日働いているということになる。眠りの質が悪くなれば不眠症や寝不足に悩まされるリスクが高まる。

 

リスク4、依存症になるリスクが高まる

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アルコールには依存症のリスクが常についてまわっています。飲めば飲むほどそのリスクは高くなる。

 

●アルコールに対する耐性

アルコールは飲むほどに体の中にあるアルコールに対する耐性が強くなっていく。耐性が強くなると今までと同じ酒量では満足できなくなる。満足するためにはアルコール摂取量を増やさなければならない。

 

アルコール好きな人やストレス解消にアルコールを飲む人は満足を得るために酒量を増やす傾向が強い。そのためこの耐性が強くなる⇒アルコール量を増やす⇒耐性が強くなる⇒アルコール量を増やすという悪循環に陥りやすい。

 

この悪循環に陥れば、アルコール依存症に陥るリスクが高くなる。

 

一度アルコール依存症に陥れば、完治させるのは困難だ。一生、アルコール依存症と向き合って生きなければならない可能性もある。

 

さらにアルコール依存症になれば、脳の萎縮・認知症・肝機能障害などの問題も深刻化するリスクが高くなる。