プラシーボ効果が働きやすい人=情報を鵜呑みにしてしまう人

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世の中には疑わしい情報が溢れている

健康情報や自己啓発情報が世の中には溢れています。そういう情報を疑いもせず鵜呑みにしてしまう人がいます。鵜呑みにしやすい傾向の強い人もいます。そういう人はプラシーボ効果が働きやすいです。プラシーボ効果が働き、効果ないのに効果があると感じやすいです。

 

(プラシーボ効果とは、効果のないものを効果があると信じてしまい、実際にその効果のないものを使ったのにもかかわらず効果があると錯覚してしまうという心理メカニズムのこと)

 

こういうタイプの人は周りの人の意見も信じ込みやすいです。

 

たとえばご利益があると言われている神社。そういう神社には毎年、たくさんの人がそのご利益に預かるため訪れます。

 

あるところに情報を鵜呑みにしやすいAさんという女性がいました。Aさんはたくさんの人が訪れる神社なんだからご利益があると思い込んでしまいます。本当にご利益があるかどうか考えずにご利益があると信じてします。

 

そう信じたAさんはその神社にご利益を求め、訪れてします。

 

そしておみくじを引きます。

 

結果は凶・・・

 

Aさんは落ち込みます。尋常ではないくらい落ち込みます。なぜAさんは尋常ではないくらい落ち込んだのか?

 

それはこの神社にはご利益があると強く信じていたからです。

 

ご利益があるということはこのおみくじもよく当たるに違いないと思ったからです。

 

だから激しく落ち込んだのです。ああ、今年の運勢は凶なのかと本気で思って。

 

Aさんはこのあと、風邪を引いたり、友達とケンカをしたりしました。そのたびに自分の運勢は凶だからと思いました。自分に不都合なことが起こるたびに凶だからと思いました。Aさんの中で「今年の運勢は凶」というのは確定事項になってしまっていました。

 

普通の人ならそんな確定事項などあるわけがないと思います。科学的に考えれば、おみくじごときで人の運勢を知ることなんてできないと思います。

 

でも、情報を鵜呑みにしやすいAさんは違いました。

 

本気でそんな確定事項があると思い込んでしまいました。

 

情報を鵜呑みにし、当たるかどうかわからないおみくじに自分の運勢を知る力があると思い込み、その思い込みを信じました。

 

その結果、自分の不幸はすべて「運勢が凶だから」と思うようになってしまったのです。

 

Aさんは当たるかかどうかわからないおみくじの力を信じました。その結果、自分の不幸をすべておみくじのせいにしたのです。科学的に考えれば、おみくじなどというものに力があるわけがないと断言できるのに非科学的なおみくじの力を信じ込んでしまったのです。力がないものに力があると感じてしまうプラシーボ効果がAさんの中で働いたせいでおみくじという非科学的なものを全面的に信じてしまったのです。

 

プラシーボ効果にはそういう恐ろしい効果があるのです。効果がないものを効果があると信じ、本当に効果があると実感してしまうという効果があるのです。

 

社会にはそういう効果がないのに効果があると思い込ませるような情報が蔓延しています。情報を鵜呑みにしやすい傾向のある人はそういう情報を鵜呑みにし、効果がないものにも効果あると錯覚し、プラシーボ効果が働きやすい状態になり、実際に効果があると実感してしまいます。その実感も錯覚にすぎないのに。

 

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人が疑わしい情報を信じてしまうわけ

1、たくさんの人が信じているから

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ご利益を求めてたくさんの人が訪れる神社。効果あるとたくさんの人が言っている健康法。行列のできる美味しいと評判の店。そういうたくさんの人が信じていたり、評価していたりすることを情報を鵜呑みにする人は信じやすいです。

 

たくさんの人が効果があると言ってるんだから、たくさんの人が美味しいと言っているんだから、きっと効果がある、美味しいに決まっている。そう情報を鵜呑みにする人は思い込んでしまいます。

 

そう思い込むとプラシーボ効果が働きやすくなり、実際は効果なくても、美味しくなくても美味しいと錯覚してしまいやすくなってしまいます。

 

●プラシーボ効果が働きやすい人の中には仲間はずれになるのを恐れる自分がいる!?

仲間はずれになることを恐れる気持ちは誰の中にもあります。プラシーボ効果が働きやすい人の中にはその恐れが強いことがあります。

 

たくさんの人が効果がある、美味しいと言っているものは多数派の意見です。その意見と反対の意見、効果がない、美味しないという意見は少数派の意見です。そんな少数派の意見を言えば、自分は多数派の意見から仲間はずれと思われるかもしれない。仲間はずれと思われれば、多数派の意見の人に白い目で見られるかもしれない。いじめられるかもしれない。そういう恐れを抱きやすい人は多数派の意見を信じやすいです。

 

少数派の意見を言うことによって生じる恐怖を避けるために多数派の意見を無意識に信じてしまうのです。そういう信じ方をする人はプラシーボ効果が働きやすい。

 

なぜか?

 

そのプラシーボ効果が働いたほうが多数派の意見の人に仲間はずれにされるリスクが下がるからです。たとえ効果がなくても効果があると錯覚したほうが白い目で見られたり、いじめられたりするリスクが下がるからです。

 

仲間はずれの恐怖を避けるためにプラシーボ効果を働かせます。そういう恐怖を抱きやすい人ほど、このメカニズムが働き、プラシーボ効果が働いてしまいます。自分を守るためにプラシーボ効果を働かせる。そういうメカニズムが人の中にはあるのです。

 

2、権力や専門力のある人の言葉だから

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権力者や専門家の意見を人は信じやすい。普通の人は専門家ほどに知識を有していないからです。

 

自分を知らないことを専門家は詳しく知っている。そんな専門家の言うことに間違いがあるわけがない。そんな認識が一般の人の中にはあります。そのためなんの疑いもなく、その情報を鵜呑みにしてしまいやすい。

 

権力者の言葉、たとえば会社社長の言葉や政治家、芸能界で長年活躍している人などの言葉も人は信じてしまいやすい。社会的に大きな力、影響力のある人の言葉なら間違いはない。そう思ってその権力者の言葉を信じてしまうのです。

 

もしかしたら、その権力者がとんでもない悪党かもしれない。言葉によって他者を洗脳し、自分の都合の良い人間を作ろうとしているのかもしれない。

 

そういう悪質な権力者もいます。

 

オーム真理教を思い出してください。

 

あの宗教集団は最盛期には1万人もの信者がいたといいます。一万人の信者がオーム真理教を信仰していたのです。ですが、一万人もの信者がいたオーム真理教は地下鉄サリン事件を起こしました。

 

その結果、たくさんの人を傷つけました。

 

そんなテロ行為を実行し、たくさんの人を傷つけたオーム真理教を一万人もの人が信じていたのです。麻原彰晃という権力者が作り出したこの宗教を一万人もの人が信じていたのです。目的のためには人殺しさえする宗教を一万人もの人が信じていたのです。

 

権力者にはそういう力があるのです。たくさんの人に嘘を信じ込ませる力、洗脳力といっても過言ではない力、そんな力が権力者にはがあるのです。

 

その力に支配された人は嘘を本当だと信じ、実行し、その結果がどれほど間違っていても正しいことをしたと思ってしまいます。殺人行為すら正しい、良いことをしたと思ってしまいます。これはプラシーボ効果が働いている証拠です。普通の人なら殺人行為が正しい、良いこととは思いません。でもオーム真理教の信者の多くはそう思いました。だからサリン事件のあとも多くの信者がオーム真理教の信者をやめなかったのです。

 

もちろん、やめれば酷い目に遭うという信者もいたと思います。でも、信者の中には嘘を真と信じ、プラシーボ効果が働きやすい状態になったため、殺人すら正当化できるようになっていた信者もたくさんいたはずです。犯罪者・麻原彰晃を信じていた信者もたくさんいたはずです。権力者の嘘とは、それくらい強い支配力・洗脳力が他者に働く場合があるのです。だから権力者の言葉を鵜呑みにしないです。過ちを犯さないために。

 

もちろん、正しいことをする権力者もいます。でも残念ながら間違ったことをする権力者もいます。だから権力者の言葉を鵜吞みにしないでください。自分で考えたり、信頼できる人に相談したりして、権力者の言葉を検証してください。

 

3、愛する人の言葉だから

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好きな人の言葉、愛する人の言葉を人は信じやすい。あばたもえくぼ効果が働くからです。あばたもえくぼ効果とは好きな人の欠点すらも良く見えるという効果です。この効果が好きな人・愛する人に対しては働くので、その人の言葉を信じやすい。

 

愛は盲目といわれています。その言葉とおりに愛のせいで視野が狭まってしまったせいで周りが見えなくなり、冷静な判断ができなくなってしまうときがあります。そんな状態のときにあばたもえくぼ効果が働けば、嘘が真に見えてしまう可能性が高くなります。

 

愛する人にも権力者と同じような支配力・洗脳力があります。その支配力・洗脳力が人に嘘を本当だと信じ込ませ、プラシーボ効果が働きやすい状態にし、効果がないものを効果があると錯覚させます。そういう恐ろしい力が愛する人にはあるのです。

 

愛は人を狂わせるという言葉があります。

 

それは真理です。

 

確かに愛は人を狂わせることがあります。盲目効果とあばたもえくぼ効果によって。

 

たとえば愛する女性が宗教に夢中になっていたとします。男性は彼女に夢中でした。盲目的に夢中でした。あばたもえくぼ効果もバリバリ働いていました。だから彼女の言うことがすべて素晴らしい言葉に感じました。愛する彼女が嘘なんてつくなど微塵も思いませんでした。だから彼女が夢中になっている宗教も胡散臭いとは思いませんでした。

 

男性は彼女の宗教に入信しました。

 

入信した宗教の名は、

オーム真理教

という名の宗教でした。

 

こういう可能性だってあります。こういう形で入信した男性、あるいは女性もいるかもしれません。

 

愛する人の言葉でも疑うことが必要な場合があります。必ずしも愛する人の言葉が正しいとは限らないからです。