座り過ぎにご注意!長時間座り続ける習慣がある人のリスク 老化が早まるリスクと健康を害するリスクが上がる

f:id:kanifkdlljdl:20170308124406j:plain

1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大

座る(座位)時間が1日11時間以上の場合、それ以外で身体的にどれほど活動的であろうと、3年以内に死亡するリスクが40%以上高まるという。

 

医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」3月26日号に掲載された今回の研究で、オーストラリア、シドニー大学のHidde van der Ploeg氏らは45歳以上の22万2,000人以上の自己申告データを分析。その結果、座位時間が1日合計11時間を超えると死亡リスクが急増、また8~11時間でも1日4時間未満の場合に比べて15%高かったことが明らかになった。

 

データは、オーストラリアで進行中の健康的な加齢に関する大規模研究 “Australia's 45 and Up Study”の一部として収集されたもの。データの分析では、全死因死亡リスクの上昇は患者の身体活動、体重、健康状態を考慮後も変わらなかった。被験者の62%は過体重または肥満であると答え、87%近くが健康状態は良好または非常に良好、4分の1は1日8時間以上を座って過ごすと答えた。

 

座位時間が長く、あまり運動しない被験者が3年以内に死亡するリスクは、座位時間が最も短い被験者の2倍であった。あまり運動しない成人の場合、座位時間が最も長い人の死亡リスクは最も短い人より3分の1近く高かった。ただし、この研究は座って過ごす総時間と死亡リスクの関連性を示したものの、因果関係は証明していない。

引用:1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大 海外ニュース【健康美容EXPO】 

 

●上記の記事のまとめ

1、座る(座位)時間が1日11時間以上の場合、3年以内に死亡するリスクが40%以上高まる

 

2、座位時間が1日合計11時間を超えると死亡リスクが急増、また8~11時間でも1日4時間未満の場合に比べて15%高かった

 

3、座位時間が長く、あまり運動しない被験者が3年以内に死亡するリスクは、座位時間が最も短い被験者の2倍であった。

 

4、あまり運動しない成人の場合、座位時間が最も長い人の死亡リスクは最も短い人より3分の1近く高かった。

 

※注:上記の研究結果は、座って過ごす総時間と死亡リスクの関連性を示したものであり、因果関係は証明していない。

 

長時間座り続ける時間が長い人ほど老化の進行が早くなる

昨今の学術的な知見では、人間を含む生物は例えば建物などのように“経年劣化”して老いるのではなく、遺伝子にあらかじめ老いて寿命を迎えるように“プログラム”されているのだという考えが主流である。そして遺伝子レベルでプログラムされた“老化”の進捗具合を示すバロメーターと考えられているのが、染色体の末端にある「テロメア」と呼ばれる構造体だ。このテロメアが、加齢とともに短くなり、残りの寿命を暗示するものになるといわれている。

 

研究者たちは、このテロメアを短くする要因は単なる加齢だけではないと考えている。例えば運動不足や精神的ストレス、喫煙、肥満などがテロメアを短くする要素だと考えられているが、その中で“座りっぱなしの生活習慣”も大きな要因であるとされている。

 

実際に調査によって1日10時間以上を座って過ごしている高齢の女性は、適度に動き回っている同い年の女性より8歳分も身体面の老化が進んでいるという研究が発表されている。

 

座りすぎが健康を害する理由

●座る時間が長くなると血液がドロドロになる

立ったり歩いたりしているときは脚の筋肉がよく働く。脚の筋肉が活発に働いているときは、筋肉の細胞内では血液中から糖や中性脂肪が取り込まれエネルギーとして消費される「代謝」が盛んに行われいる。

 

だが座ると、全身の代謝機能を支えてきた脚の筋肉が活動せず、糖や中性脂肪が取り込まれにくくなり、血液中で増えてしまう。

 

さらに座った状態が長く続くことで全身を巡る血流が悪化し、血液がどろどろになる。血液のどろどろが進行すると、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、さらに糖尿病などのリスクが高まる。

 
参考:“座りすぎ”が病を生む!? - NHK クローズアップ現代+ 

 

●姿勢が悪くなる

長時間座り続けているとストレスや疲労が蓄積するため、気づかないうちに姿勢が悪くなってしまう。姿勢が悪くなると血流が悪くなったり、骨にゆがみが生じたりするなどの問題が生じる。その問題は座っている時間が長くなるほどに深刻化していく。

 

日本人成人の座位時間が最長

調査結果によると、40~64歳の日本人成人の余暇におけるテレビ視聴は一日平均2.5時間、パソコン・スマートフォン利用に1時間程度費やしており、仕事中は3時間、移動のための自動車運転では0.5時間ほど座っていることが分かった。

 

また、一日平均の総座位時間は8~9時間程度であり、世界20ヵ国の成人を対象にした平日座位時間の国際比較研究1)によると、日本人成人の座位時間が最長であり、多くの国民が座り過ぎていることが指摘されている。

 

 「座りすぎ」解消する方法

歩く、散歩する

【米インディアナ大学の研究チームの研究】

研究では標準体格(平均BMI24.2)の20~35歳の男性に、3時間座ってもらい、1時間ごとに大腿動脈の機能を測定した。その結果、わずか1時間の座位で血液を循環させるのに必要な血管の機能が50%も低下することがわかった。

 

 一方、被験者に30分、1.5時間、2.5時間ごとに時速3キロメートルの速さで5分間歩いてもらったところ、1時間に5分の散歩の効果で、大腿動脈の機能が正常に保たれることが示された。

 

研究者は「長時間の座位が動脈の機能障害を誘発する一方で、座位時間を“休憩”することで機能低下を防ぐことができる」としている。

引用:座りっぱなしの弊害は喫煙に匹敵?1時間につき5分、歩くこと|男の健康|ダイヤモンド・オンライン 

 

●上記の記事のまとめ

1、たった1時間座っているだけで血液循環に必要な機能が50%も低下する。

 

2、1時間に5分の散歩の効果で、大腿動脈の機能が正常に保たれる

 

散歩だけではなく、ストレッチなどの運動でも血液循環機能低下を改善することができる。