日常会話でも使える心理学 その1 【ダブルバインド】 あなたは良いダブルバインドと悪いダブルバインド、どっちを使ってみたいですか?

f:id:kanifkdlljdl:20161019160717j:plain

ダブル・バインドとは?

●具体例

「今度、映画を観に行こうよ!」と誘うだけでは、断られる可能性が高くなります。

 

なぜならここでの返答の選択肢が「行く」か「行かない」かの2つだからです。

 

A男さん「今度、映画行かない」

B子さん「行かない」

と答えられたら、それで終了です。

 

でも
「今度の土曜日か日曜日、映画を観にいこうよ!」と誘うと、相手の選択肢は「行く」か「行かない」の2択ではなくて、「土曜日」か「日曜日」かの2択になり、「行かない」という選択肢がなくなります。これがダブルバインドです。NOという選択肢を無くすテクニックをダブルバインドといいます。

ここでは映画にしましたが、相手の好みが少しでもわかっているのであれば、なるべく好みの選択肢を含めた誘い方をするのがいいでしょう。

 

たとえば、

「恋愛映画を見に行くのとアクション映画見に行くのどっちがいい?」

とか

「ブラッドピットの最新映画とジャニーズの二ノ宮君の最新映画、どっち見にいきたい?」

とか相手の好みに合わせたセリフを言うと良いと思います。

 

事前に情報収集をして相手の好みに合ったダブルバインド会話をしましょう。

 

まあ、ダブルバインドを使っても断られるときは断られるんですけどね。

 

A男「恋愛映画を見に行くのとアクション映画見に行くのどっちがいい?」

B子「私のこと誘ってるの?」

A男「うん」

B子「ごめんなさい。私、あなたと映画なんか見に行きたくないの」

 

というきつい断り方をされる場合もあります。ダブルバインドは万能ではないんです。でも使い方によっては有効な手段になる話術なので身につけておいても損ではないと思います。

 

●ダブルバインド使用例1

A子「お風呂にする?お食事にする?それとも私?」

という会話もダブルバインド(正確にはトリプルバインド?)の一種です。トリプルバインド!高等テクニックですね。

 

浮気した彼氏に対して、

A子「説教にする?ビンタにする?それとも電気ショック?」

というトリプルバインドも浮気男には効果的かもしれません。

「今回は説教とビンタだけにしておいてあげるわ。でも次は説教とビンタと電気ショックだからね」

と付け加えると、より効果的かもしれません。

 

映画の悪役が上記のような脅しダブルバインド(トリプルバインド)を使うときがありますね。

たとえば、

「ナイフで切り刻まれるのとマシンガンで蜂の巣にされるのどっちがいい?」

という感じのダブルバインド。残酷なダブルバインドですね。

 

あるいは、

「風俗に売られるのと臓器を売るのどっちがいい?」

という脅しのダブルバインドを使う借金取りがドラマの中に登場したりしますね。リアルにこんなセリフ言う借金取りがいるのでしょうか?運良く(?)僕はそんな借金取りに出会ったことがありません。

 

あるいは、

「ムチで叩かれるのとロウソクのロウをたらされるのどっちがいい」

というSM的ダブルバインドというものもあります。僕はSMプレイ未体験なのでこのダブルバインドを使われたことはありません。もし、このダブルバインドを使われたことがある人がこの記事を読んでいるの中にいたらその感想を聞かせていただけるとうれしいです。

 

以上のようにダブルバインド(トリプルバインド)には良い使い方と悪い使い方があります。みなさんはどちらのダブルバインドを使ってみたいですか?(この質問もダブルバインド!)

 

●ダブルバインド使用例2

会話を盛り上げたいときにもダブルバインドは使えます。

 

たとえば、

「メンチカツは好きですか?」

と尋ねて、相手に

「メンチカツは嫌いです」

と答えられたら、そこで会話ストップしてしまう場合があります。一般的に人は嫌いなものを尋ねられるより好きなものを尋ねられたほうがうれしいからです。テンションが上がるからです。自分が好きなものを他人も好きだと共有感を抱くことができるからです。ある程度仲良くなれば嫌いなものがテーマでも会話を楽しむことができるようになりますが、あまり仲良くない人とは嫌いなものをテーマにしないほうが無難だと思います。

 

でも「メンチカツとコロッケは好きですか?」

と尋ねれば、相手は

「メンチカツは嫌いですけど、コロッケは好きです」

「ボクもコロッケ好きです」

と相手の好きなものをテーマに話を続けることができます。そうなれば「○○という店のコロッケがおいしい」とか「今度いっしょにコロッケを買いに行こう」とか話ができる可能性が高くなります。

 

選択肢が二つだとどちらも嫌いと答えられるんじゃないかと心配の方は選択肢を増やしてみましょう。下手な鉄砲、数打ちゃ当たる理論の実践です。「メンチカツ、コロッケ、ハムカツ、とんかつ」と選択肢を増やせば、ひとつくらい相手の好きなものに当たるはずです。

 

まあ、選択肢を増やしても、全部相手の嫌いなものという場合もありますが・・・でも、事前に相手の好きなものをリサーチしておけば最悪の事態を回避することができます。リサーチできない相手の場合は玉砕覚悟でダブルバインド(あるいはトリプルバインド)を使ってみてください。

 

ダブルバインドの効果を高める鍵は事前リサーチです。自分の求める結果にたどり着くために相手の情報を事前に収集しておきましょう。

 

●事前に相手の情報を入手しているとき使えるダブルバインド

たとえば相手が「アクション映画の好き」で「恋愛映画の嫌い」だという情報を入手しているとします。

 

自分「今、●●って映画(アクション)と××って映画(恋愛)上映されてるよね」

相手「されてるわね」

自分「もしよかったらどっちかの映画いっしょに見に行かない?」

相手「いいわよ。あなたはどっちの映画見に行きたいの?」

自分「僕は●●って映画のほうが見たいなって思ってる」

相手「そうなの。奇遇ね。私もそう思ってたの」

自分「そうなんだ。ホント、奇遇だね」

相手「うん」

 

という感じの展開になる場合があります。

この会話のポイントは相手の好きなものを自分も好きだと自然に伝えている点にあります。誰だって趣味が同じ人には共感を抱きます。共感は相手との距離を縮めてくれます。

 

もし、この会話で自分が相手の嫌いな映画を選んだ場合、相手にこの人とは趣味が合わないと思われてしまいます。そうなれば相手との距離が開いてしまいます。

 

ダブルバインドの中に嫌いなものと好きなものを並べて、さりげなく好きなものを選ぶことによって相手との心の距離を縮める。相手の情報を知っていればこのようなダブルバインドの使い方が可能になります。

 

さらに以下のようなダブルバインドの使い方があります。

自分「手をつなぐのと腕を組むのどっちがいい?」

相手「手をつなぎたいな」

自分「じゃあ、手をつなごう」

相手「うん」

 

ダブルバインドの中に精神的・肉体的に大きな負担を感じるものをあまり負担を感じるものを並べる。そうすると心理的に楽なほうを選ぶ。上記の例では腕を組むよりは手をつなぐほうが心理的に負担が軽い行為です。そのため手をつなぐを選ぶ率が高くなります。

 

これは辛いことより楽なことのほうを選んでしまうという人の本能を利用したダブルバインドの使い方です。もちろん、世の中にはマゾヒストのような特殊性癖の人があるので必ずしも相手が楽な選択肢を選ぶとは限りません。

 

もし、事前のリサーチで相手がマゾヒストの場合、辛い選択をふたつ並べてあげれば良い結果を得られると思います。

 

自分「手をつなぎながらキスをするのとお姫さま抱っこされながらディープキスするのどっちがいい」

相手「お姫さま抱っこされながらディープキスされるがいい」

 

相手がマゾヒストならより辛い選択肢(より恥ずかしい選択肢)を選ぶ可能性が高い。だから辛い選択肢を並べる。それは辛ければ辛いほどよい。これがマゾヒストの好感度を上げるダブルバインドの使い方です。

 

マゾヒストの人との仲を深めたい方はぜひこのダブルバインドを使ってみてください。