数百万人がうつ病を自覚できていない! うつ病の症状を紹介します。

数百万人がうつ病を自覚できていない

2011厚生労働省患者調査の調査によると、通院しているうつ病患者数は約96万人。(2016年厚生労働省患者調査では111万人)

 

ところが、世界保健機関(WHO)の調査から推計すると、日本のうつ病患者数は360万人から600万人いるとされる。

 

通院しているうつ病患者数は約96万人。うつ病患者数は360万人から600万人。

 

この数字が正しければ約300万~500万人のうつ病患者の人が病院にもいかず苦しんでいることになります。

あの人が「うつ病」を自覚できない最大の理由 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 

 

うつ病は、治療せず放っておけば日常生活すらまともに送れなくなる可能性のある怖い病気です。そのような状態になるまでうつ病が進行すれば、そのうつ病患者の家族も辛い思いをします。

 

うつ病が軽度のうちは自力で治すことは可能でしょう。でもうつ病が進行すれば、自力で治すのはどんどん困難になっていきます。気づいたときには病院に行ったとしても治すのが困難な状態になってしまう場合もあります。

 

うつ病は早期発見・早期治療したほうが治りやすい病気です。

 

うつ病の疑いがある場合は迷わず病院で診断を受けることをおすすめします。

 

うつ病の症状

1、眠れない・目が覚める

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睡眠障害はうつ病の症状の代表的な症状のひとつです。

 

●睡眠障害には「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」の3つのタイプがある

睡眠障害には、寝つきが悪い「入眠障害」、夜間に何度も目が覚めてぐっすりと熟睡できない「中途覚醒」、朝早く目が覚めて、そこから眠れなくなる「早朝覚醒」などのタイプがあります。

 

不眠があると、疲れやすくなったり、不調感に苛まれたり、作業中の記憶力・思考力・注意力・判断力・集中力などが低下したり、一日中気分が冴えない軽い抑うつ状態なったり、イライラしたり、怒りっぽくなったりなどの問題に悩まされます。不眠が酷くなるにつれ、その問題は多くなり、悩みも深くなります。

 

寝不足を解消するため昼寝をしたり、うたた寝をしたり、居眠りをしたりします。でも周りに人がいる状況や騒々しい状況や太陽が出ているときでは快適な眠りを得ることはできません。さらに日中、寝てしまったため夜眠れなくなってしまうという問題が生じてしまう場合もあります。そうなるとますます不眠症が進んでしまいます。

 

うつ病の初期症状の人はこのような睡眠の問題に苛まれることが多いです。

 

2、食欲や性欲などの生理的欲求が減退する

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食欲・性欲の低下も、うつ病の人によく見られる症状です。

 

食欲が低下したうつ病の人は、「何を食べても美味しくない」「今まで好きだったものが、おいしく感じられない」「何を食べてもまずい、砂を噛んでいるようだ」「食べないといけないと思うから、無理に食べ物を口に押し込んでいる」といった訴えが多くなります。

 

さらに性欲が低下したうつ病の人は、性的に興奮するものを見てもあまり興奮しなくなってしまいます。さらにうつ病が進むとまったく性欲を感じなくなってしまう場合もあります。

 

うつ病になると生きる意欲が低下してしまいます。そのため食欲と性欲という欲求も低下してしまうのです。

 

●何をするのも面倒に感じる

生きる意欲が低下しているため、何をするにも面倒くさいと感じてしまいます。

 

何をするにも面倒くさいと感じてしまうため、運動する気も低下してしまいます。そのため体力が低下してしまいます。体力が低下すれば意欲も低下するため、ますます面倒くさいと感じるようになってしまいます。そんな負のスパイラルにうつ病の人は陥るリスクがあります。

 

体力が低下すれば病気になりやすくなります。風邪をひきやすくなったり、頭痛に苛まれることが多くなったり、下痢になりやすくなったりします。

 

●食欲低下による体重減少

食欲が低下するために、急激に体重が減少することもあります。若い女性の中には、体重が急激に減った理由が摂食障害ではないか、または拒食症ではないかと勘違いして受診される人もいます。

3、ストレスに対する抵抗力が弱くなっている

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うつ病の人は生きる意欲が低下しているためストレスに対する抵抗力が弱くなっています。そのためストレスを感じやすくなっています。

 

うつ病の人は健康時ならほとんど問題にならないストレスでも苦痛を感じるようになってしまいます。うつ病が進行するにつれ、その苦痛は強くなっていきます。

 

●ストレス耐性が低下すると人を怒りっぽくなる

ストレス耐性が弱くなると人を怒りっぽくなります。ちょっとしたストレスでも怒りを感じてしまうようになります。怒りは人を攻撃的にします。その攻撃を他人に向けたり、自分に向けたりする場合があります。

 

以前よりストレスに対する抵抗力が弱くなっている、イライラする、怒りっぽくなっている、攻撃的になっているという人はうつ病になっている可能性があります。

 

●ストレスによるヤケ食い

ストレスによるヤケ食いで体重増加する人がいます。そういう人の中にうつ病を患っている人がいるときがあります。

 

4、動悸、微熱、倦怠感などを繰り返す

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うつ病の人は、不眠症などが原因で自律神経失調症の症状が出ることがあります。

 

自律神経は、外部からの情報や状況に合わせて自動的に身体の調子をコントロールする働きがあります。暑い時は汗をかくのも体温を下げる為に自律神経が身体機能を自動的に調整しているおかげなのです。

 

さらに、眠っている時に呼吸をしたり、食べ物を胃で消化して腸内で栄養を吸収するのも自律神経の働きによるものなのです。これらは自分で意識して行うのではなく、外部からの刺激(ストレス)や情報(気温など)に反応して自律神経が身体の各器官を操作して刺激や情報に身体を適応させています。

 

うつになると、精神面だけでなく身体のバランスも崩すため、自律神経の調子が悪くなることがあります。

 

●自律神経失調症の症状

全身倦怠、めまい、頭痛、動悸(どうき)、血圧の上下、下痢(げり)、不安感、緊張、イライラ、発汗、ふるえ、肩こり、吐き気、食欲不振、不眠など。

 

5、泣きたい気持ちになることが多くなる

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うつ病になるとストレスを感じやすいため、イライラしたり、おこりっぽくなったり、つまらないことでカッとなったり、そんな自分に自己嫌悪を感じたり、ストレスをだれかにぶつけて罪悪感を抱いたりなどさまざまな精神的苦痛を感じるようになります。そのため精神的に不安定になります。そのため泣きたい気持ちになることも多くなります。

 

眠りから覚めたときなど、泣いているときもあります。景色を眺めていてふいに泣きたい気分になることもあります。

 

病気の苦痛は人を孤独にします。周りの人は病気に同情してはくれますが、その病気の苦しみをわかってくれる人は少ないです。そのため孤独を感じることが多くなり、その孤独に心を痛め、泣きたい気分になることがあります。そんな自分が惨めと感じ、ますます泣きたい気分になるときもあります。

 

泣くのはかっこ悪いと思っている人は泣きたい気持ちを我慢してしまうことがあります。そういう我慢を繰り返すとますますストレスが溜まり、うつ病が悪化してしまう場合があります。

 

●うつ病が進行すると、感情の起伏が低下する
うつ病が進行すると、脳の機能が低下し、感情を司る機能も低下します。感情を司る機能が低下すれば、喜びを感じる能力も悲しみを感じる能力も怒りを感じる能力も低下します。当然、恐怖を感じる能力も低下します。そのためうつ病が進むと、恐怖をほとんど感じることなく自殺してしまう場合があります。

 

感情の起伏がなくなるにつれ、人生に対してむなしさを感じるようになります。そのむなしさはうつ病が進行するにつれ、強くなっていきます。そのむなしさが自殺の原因になることもあります。

 

●うつ病は更年期障害と間違われるときがある

ささいなことで落ち込んだり、泣きたくなったり、涙が止まらなくなったりすることが多くなったりする症状は、更年期障害でも現れる症状です。しかし、その症状はうつ病の初期症状の可能性もあります。