平均的な人間は、1日に10~200回はウソをついている!?それがストレスになっている!?

平均的な人間は、1日に10~200回はウソをついている

著書『しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ』の"ウソを見抜くプロ"Pamela Meyerさんによると、「平均的な人間は、知らない人に会うと最初の1分間に3回ウソをつき、1日に10~200回はウソをついている」のだそうです。

 

Argo氏とShiv氏の研究

●レストランで食事をした85%の人が、社交辞令的なウソをつく

レストランで食事をした85%の人が、食事に満足していない時でも社交辞令的なウソをつくということがわかりました。

 

社交辞令的なウソとは、
実際はイマイチでも、すべておいしかった、
エスカルゴがカタツムリみたいで気持ち悪いと思っても美味しかった、
酢豚にパイナップルは合わないだろうと思っても美味しかった、
早く帰りたいと思っていても素敵な時間をありがとうございます、
などと相手が喜ぶようなことを言うことです。

 

このような社交辞令的な、たわいのないウソのことを、英語では「白いウソ」と言います。

 

私たちは、「白いウソは悪いウソではない」と思い、ほとんど罪悪感を感じることなく使かっています。そのため会話の中で「自分は悪いことをしている」という認識をほとんど意識することがありません。ですが心のどこかでは「悪いことをしている」と認識し、微妙な影響を心に及ぼしています。つまり、普通の人はたとえ白いウソでも認識できないくらいの弱いストレスを感じているということになります。

 

●社交辞令的なウソで不満を隠した人の方がチップを多く払う

社交辞令的なウソでお店や料理に対する不満を隠した人の方が、そうしなかった人よりもチップを多く払う傾向にあったということです。

 

なぜ食事に満足していない上に、店員にそのことを隠そうとウソをついた人が、結果的によりたくさんのチップを払うことになるのでしょうか? 

 

研究者は、認知的不協和のせいではないかと言っています。

 

 ●認知的不協和とは?

認知的不協和とは、人間が自身の中に2つ(もしくはそれ以上)の対立する考えを持っている時に不快感を覚える状態だと言われています。ウソをつく時によく見られる状態です。

 

●酢豚のパイナップルが嫌いな女性

たとえば酢豚のパイナップルが嫌いな女性がいるとします。そんな彼女が料理好きの男性と付き合うことになりました。その男性の得意料理は酢豚でした。彼は酢豚を作ってくれました。その酢豚の中には当たり前のようにパイナップルが入っていました。女性は彼に「パイナップルが嫌いだ」と言うと嫌われると思ったので我慢して、食べました。もちろん「美味しい」と言いながら。でもこの女性の中には嘘をついたという不快感がありました。

 

●なぜ女性は嘘をついたという不快感を感じたのか?

女性の中には嘘をついてはいけないという固定観念があります。それなのに嫌いなパイナップル入りの酢豚を美味しいと嘘をつきました。その嘘をついたという認識と嘘をついてはいけないという固定観念が対立する考えです。この2つの対立する考えが認知的不協和を生み、人の心を不快にするのです。

 

今回の例の場合、ルールを守らなければならないという固定観念とルールを破ったという認識が対立し、不協和音を生み、罪悪感という不快を女性に抱かせたのです。

 

●社交辞令的なウソでお店や料理に対する不満を隠した人も罪悪感を抱いていた

上記で述べた社交辞令的なウソでお店や料理に対する不満を隠した人の方が、そうしなかった人よりもチップを多く払うことが多かった理由は心の中に生じた罪悪感が原因でチップを多く払ってしまったのだと思います。

 

罪悪感は人に償いの気持ちを抱かせます。償えば罪悪感を消すことができるからです。チップを多く払った人の心の中にはこの償いの気持ちが生じたのだと思います。だからチップを多く払ったのだと思います。自分の中の罪悪感を消すために。

 

この社交辞令的な白いウソをついただけなのにもかかわらずチップを多く払ってしまう人がたくさんいたという事実は、意識できないくらいの罪悪感を抱いた証拠だと思います。

 

たとえ白いウソでも多用するのは、精神的に良くないことなのだと思います。みなさん、白いウソを多用しないよう注意しましょう。知らず知らずのうちに心の中で不協和音が生じ、罪悪感が生じ、罪の償いをしたい気持ちが生じ、損をしてしまうかもしれないから。

 

●ウソはストレスのもと

ウソをつく回数が減った人は、精神的にも肉体的にもより健康になっているという報告があります。人間関係も良くなり、睡眠のトラブルも減り、緊張することも減り、頭痛も減り、喉の痛みも減ったという報告もあります。

 

ウソをつけば、それがウソだとバレたら自分の評価が下げるのではないかという恐れを抱くリスクがあります。承認欲求が強い人ほどその恐れを抱くリスクが高くなります。ウソをつく回数が多い人もその恐れを高めるリスクがあります。そんなリスクを抱えれば、確実にストレスになります。

 

●でも人を楽しませるウソならストレス解消できる

ウソには、人を楽しませるウソもあります。小説・ドラマ・アニメなど大部分はウソで成り立っています。でもそのウソは人を感動させてくれたり、笑わせてくれたりします。良いうそも存在するということです。良いウソならきっとストレスも解消できます。だから人を喜ばすことができる・楽しませることのできるウソは大いにつきましょう。

 
参考引用:ウソは人にどんな影響を与えるか? 健康のコツは正直でいること | ライフハッカー[日本版]