若者を中心に発症する新型「うつ病」・・その原因と主な症状・特徴

若者を中心に増える新型「うつ病」

「新型うつ病」なるものが若い世代(ほとんどが20~30代前半)に増えているそうです。患者が多すぎクリニックの予約を3ヶ月も待たされる場合も。

 

「新型うつ病」と呼ばれているのが「気分変調症」「非定型」に当たるのだと一般にはいわれてます。

 

新型うつ病とは

従来型の典型的なうつ病とは印象が違う、新しいタイプのうつ病のこと。

 

周囲が対応に苦慮する場合も少なくない。

 

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発症の原因については

新型うつ病の原因は従来のうつ病と似ている点があります。

『ストレスに対する過剰な反応』です。

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ストレスに対する過剰な反応が続くと、その原因を保留にしたり自分以外のものに転嫁します。

 

ストレスを真正面から捉えることで精神に負荷がかかりやる気が出なくなるのです。

 

新型うつ病の症状と特徴

わかりやすく言ってしまえば、”仕事中にだけうつになり、会社の外では元気”というのが新型。

 

1、他人、周りの環境のせいにすることが多い

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日常生活や仕事、友達関係などがうまくいかなくて”自分を責める”という従来型と違って、”周りの環境や他人のせいにする”傾向が強いようです。

 

2、気分の浮き沈みが激しい・外では元気になる

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気分や体調の変化では、従来型は時間や場所は関係なく継続して気分が落ち込みますが、新型は浮き沈みが激しくなり、会社や仕事中、イヤなことでは気分が悪くなり、自分が好きなことや興味があることには元気で活発に行動が出来るので休日は元気になります。

 

3、過食・過眠

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食欲と睡眠は、従来型は味覚を感じなくなったり、食べる意欲がなくなるために食欲不審で体重が減り、不安や恐怖心が次から次へと湧いてくるために不眠にな りますが、新型は食べることでストレスをごまかしたいのか、スナック菓子や甘いものを手元に置いて常に口を動かしている傾向にあります。そのため体重が増 える人が多いようです。睡眠は過眠気味になります。

 

否定型うつの特徴

・自分にとって好ましいことや都合の良いことがあると気分が良くなる(気分の反応性)
・過食、過眠傾向がある
・疲労感と共に体の重さが見られる
・イライラして落ち着かない
・社会不安(対人恐怖)の傾向がある
・人間関係に過敏で攻撃的になる等、激しく反応する傾向がある
・他人の顔色・評価を気にするため、他者の意見で自己評価が左右される
・自己中心的で他人に対する要求が多い性格傾向の人が発症しやすい

 

気分変調性障害の特徴

・慢性的抑うつ状態が続くが、症状は軽度
・無気力、倦怠感がある一方、衝動的な自傷行為や自殺未遂をする場合がある
・規律や秩序に対して否定的で、集団との協調性は希薄なため、社会生活において過度なストレスを感じやすい
・自己愛が強く、他罰的で逃避的(回避的)な性格傾向の人が発症しやすい
・うつ病の診断や治療に協力的だが、うつ病状の存在に終始しがち(うつを理由に、うつに依存し続けようとする)
・薬が有効でない場合も多く、治療をしても部分的効果しか得られない傾向があり難治性が高い

 

周りからはこのような意見もあるという

新型うつを否定している方はうつ病で苦しんでいる人がいるのを分かっているから新型うつを甘えだと言っているんです。

 

調子の良すぎる病気だと思います。誰だって仕事なんて行きたくないし、人付き合いだって大変でしょう。堪え性が足りない。

 

新型鬱は病院の医師が患者に対して付けた名前。簡単に言えば鬱病で無い人間を通院させ儲ける為に出た病名であって本当は病気じゃない。

 

専門家は新型「うつ病」をこう分析している

1. 若年者に多く、全体に軽症で、訴える症状は軽症のうつ病と判断が難しい。
2. 仕事では抑うつ的になる、あるいは仕事を回避する傾向がある。ところが余暇は楽しく過ごせる。
3. 仕事や学業上の困難をきっかけに発症する。
4. 患者さんの病前性格として、“成熟度が低く、規範や秩序あるいは他者への配慮に乏しい”などが指摘される。

 

主な治療法については

生活指導

非定型うつ病の人は生活のリズムが乱れている場合が多いので、それを整えてあげることも、治療効果をあげるうえで大事なポイントになります。

 

社会性を育てる心理教育が主となることが多いようです。

 

認知行動療法

認知に働きかけて、そのバランスをとり、ストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていく療法です。

 

支持的精神療法

一般的に「カウンセリング」と呼ばれているものです。最も基本的な精神療法で、悩みや不安をよく聴き、それを理解して支持することを基本としています。

 

薬物療法

現在、日本で使用が認められている抗うつ薬には、「三環系抗うつ薬」SSRI」「SNRI」「NaSSA」「二環系抗うつ薬(トラゾドン)」「四環系抗うつ薬」などがあります。

 

不安障害を併発することが多いため、抗不安薬がよく処方されます。抗不安薬は緩和精神安定剤ともいわれ、神経の興奮や不安を抑える神経伝達物質GABA(ギャバ)を活性化させて、不安や緊張、抑うつ気分を穏やかに改善する効果があります

 

日本うつ病学会は会社・企業に対し呼びかけている

「患者はコミュニケーションが下手な傾向があり、精神療法が効果的なことが多い。企業は患者を職場で排除的に扱わないで欲しい」