話題の「水素水」 本当は効果がない?疑似科学?あの水と同じもの?プラシーボ効果?

水素水とは?

水素水は学術的には「水素豊富水」と呼ばれ、水(H2O)にある一定以上の水素(H2)が含まれたものを指しています。水素濃度を示す単位には「ppm(※)」が使われており、“水素水”と名の付く商品には、このppmで水素含有率を記載しているものがほとんどです。

これまで具体的な水素水の定義はありませんでした。しかし、水素は空気中に逃げやすいという性質があるため、水素水と称しながらも水素がほとんど入っていない製品があるという事例もあることから、分子状水素医学シンポジウムでは、水素水における水素の含有量に最低基準を設けました。そこでは0.08ppm以上の水素を含んだものを「水素水」としています。

 

水素水の効果

身体をサビつかせて老化を進める「活性酸素」をとり除いてくれる

活性酸素は、すべて悪いというわけではありません。細胞やDNAを傷つけてしまう悪玉活性酸素(=ヒドロキシラジカル)に強力な酸化作用があり、人体に影響を与える活性酸素の存在が問題なのです。

水素水は、このヒドロキシラジカルのみを選んで結合し、水に変換されて身体の外に排出されるという特徴があるのです。

 

という効果が現在の定説となっております。

でも、この効果に批判の声が上がっています。

効果はないとはっきり否定する人もいます。

 

驚くべき事実

 「水素水」は、ここ数年、スーパーなどでも見かけることが増えました。その中には普通のミネラルウオーターの3倍以上の値段で売られているものもあります。実は「水素水」は、かつて別の名前で売られていたという事実がわかったんです。

 

 現在の水素ブームは、平成19年に日本医科大の太田成男教授(細胞生物学)の研究チームが「水素ガスが有害な活性酸素を効率よく除去する」とする論文を「ネイチャー・メディシン」(電子版)に発表したことがきっかけとされる。

  活性酸素は、細胞や遺伝子を傷付け、がんや多くの生活習慣病を引き起こす元凶とされるだけに、ラットでの研究とはいえ、水素ガスの効能に注目が集まった。 この論文の発表が報じられて以降、水素ガスを発生させて水素水を作る機器や水素を含むサプリメント、化粧品など水素をうたった商品が次々と登場した。

  このうち、最もよく見かける水素水は、水素ガスが溶け込んだ水のこと。ネット通販やコンビニなどで水素水を販売する飲料メーカーは「水素は健康で話題の素 材。今のところ効果は分からないが、人への研究がいろいろ進んでおり、素材としての価値が高い」と説明、売り上げも好調という。

 水素水は 医薬品ではないので、商品の宣伝として健康や美容への効果をうたうことはできない。だが、ネット上には「がんが好転した」「ダイエットにいい」「うがいを すると口臭予防になる」など、一般論として水素水にさまざまな美容・健康効果があることをうたったサイトが多数存在する。

 こうした中、明治大情報コミュニケーション学部の石川幹人教授は、水素水(活性水素水、電解還元水)に一般に言われるような美容や健康への効果が あるかを評定。「疑似科学である」と結論付け、運営するサイト「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」に1月、公表した。疑似科学は「ニセ科学」とも 呼ばれ、科学的表現で科学を装っているが、とても科学とは呼べないものを指す。

 『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』(PHP新書)の著書 もある石川教授は、「今話題の水素水の多くは、電解還元水のことで、かつてアルカリイオン水と呼ばれたもの」と指摘。水素水の評定をしたことについて、 「キャッチーな『水素』という言葉をつけることで、売り上げを回復しようという意図が見えたから」と説明する。

 アルカリイオン水は、アル カリ性の電解水のこと。一般的な水は、水素と酸素からできており、それを電気分解すると、酸素を多く含んだ水「電解酸性水」は陽極側に、水素を多く含んだ 水「電解水素水」は陰極側に生成される。この陰極側に生成された電解水素水は、以前は「アルカリイオン水」と呼ばれることが多かったが、今は「水素水」と いわれているわけだ。

 つまり、中身は変わらないのに、一時期を経て、同じ「水」が名前を変えて売られ、あたかも新しい「水」として注目されているのが実情だ。

  アルカリイオン水は、「体内を弱アルカリ性に変え、消化不良や慢性下痢、アトピー性皮膚炎に効果がある」などとされ、健康ブームに乗って、平成4年ごろか ら生成器が、15年ごろからボトル詰めの水が、それぞれ急激に売り上げを伸ばし、一時は数百億円の市場規模となった。今でもアルカリイオン水の生成器は市 販されているが、水素水の勢いに押され気味だ。

 また、水素水の中には、水を電気分解するのでなく、濃度の高い水素水を水に溶け込ませるタイプもある。こちらの場合は、アルカリイオン水とは区別される。

  市販の水素水について、日本学術会議の副会長時代にホメオパシーなどの疑似科学問題を扱ったことがある東京大の唐木英明名誉教授(薬学、獣医学)は「高濃 度の水素といっているが、それでも水素濃度が低過ぎる。飲んだ水素は胃の中で消えてしまうだろう。仮に、水素が血流に乗って体の組織に到達したとして、そ れがどのような作用を発揮して疾病治療につながるかの説明がない」とし、「水素には何かの効果があるかもしれない。しかし、市販の水素水に効果があるかと 言われれば、ゼロだろう」と手厳しい。

 「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の評定も、「ヒトへの健康効果についての具体的な研究 成果と呼べるものはないといってよい」「仮にヒトに対しての抗酸化作用があったとしても、そこから健康効果に結びつけるためにはまだいくつもの段階を経る 必要があり、仮説検証を繰り返し行わなければならない。具体的な疾患への効果などは『まだよく分からない』とするのが妥当」としている。

 石川教授は「水素の健康効果はいろいろな研究が行われているというが、結果はまだ出ていない。研究途上のものは、場合によっては効果がないだけでなく、有害という結果が出る恐れもある。一般市民に向けて利用を促してはいけないと科学的に判断すべきだ」と話している。

 国民生活センターは今年3月、水素水生成器による活性酸素の抑制機能は、必ずしも体内の活性酸素の量を減らすといった健康面への効果を示すもので はないとして、消費者に対し「買う際は慎重に判断して」と注意を促した。同時に、「水道水に含まれる活性酸素の量を抑制する」とうたって水素水生成器を販 売する2事業者に対して、水の活性酸素の量を抑制するとどんな効果があるのかを明確に記載するよう要望した。2事業者は同センターに対し、効果については 明らかにせず、「法律遵守を徹底していきたい」と回答した。

 また消費者庁は同月、「がんに効く」などとうたって水素水を販売した事業者に対して、商品の効能に関する不実告知(実際は認められていないのに告知すること)などを理由に一部業務停止命令を出した。

 

ソース:【健康神話を検証する】美容、ダイエットと何かと話題の「水素水」 実はかつてブームを巻き起こした「あの水」と同じだった…(1/4ページ) - 産経ニュース

 

プラシーボ効果という言葉をご存知でしょうか。

目の前にまったく効果のない薬があるとします。有名な薬剤師が「この薬を飲めば病気が治る」と言いました。もちろんこの薬剤師が言ったことは嘘です。薬にはなんの効果もありません。でも、この薬剤師の言葉を、病気が治るという言葉を信じた人たちがいました。その人たちはその薬を服用しました。するとその人たちの病気は治ってしまいました。まったく効果のない薬を飲んだのにもかかわらず、病気が治ってしまったのです。

この効果のない薬を飲んだのにもかかわらず、病気が治ってしまうような現象をプラシーボ効果といいます。思い込みの力が効果のない薬を効果のある薬に変えてしまう効果といってもいいと思います。

実際人の思い込みには力があります。たとえば怖い怖いと思っているとき窓の外でゆれているタオルと見て幽霊だと思い恐怖を感じたり、癌ではないのに癌だと告知された人が本当に癌になってしまったりすることがあります。ジンクスが現実になることも思い込みの力が作用している場合もあるでしょう。それからある種の宗教にもプレシーボ効果は働いているでしょう。

たとえばオウム真理教。彼らは過去に大きな犯罪を犯しました。その犯罪行為によってたくさんの罪のな人を傷つけました。今もその後遺症に苦しんでいる人たちがいます。そんな苦しむ人たちがいるのにもかかわらず、オウムは今も名称を変えて活動しています。

一般の人たちには今だ活動を続ける信者たちの気持がわかりません。宗教とは人の幸福を追求することのはずです。それなのに彼らは非人道的な行為でたくさんの人を不幸にしました。にもかかわらず活動を続けています。

普通なら人を傷つける宗教なんて間違っていると思うはずです。そんな自分の目的のためなら他者を傷つけてもいいという考え方は独善でしかありません。独りよがりの身勝手なエゴイスティックな考え方でしかありません。オウムを見ているとそういう身勝手な考え方に支配されているようにしか思えません。

たくさんの人を傷つけた。だから罪滅ぼしのため活動しているというなら話はわかります。でも、名称を変えてまで活動を続ける彼らを見ていても、罪滅ぼししているようにも見えないし、反省したとも思えません。そんな彼らを僕は正気だとは思えません。

僕は彼らの中には宗教的な行為を通してプラシーボ効果の恩恵を受けている人がいるのではないかと考えています。そう考えないとたくさんの人を傷つけ、一般人には理解できないような教義を守り続けている理由の説明がつきません。

彼らの中ではプラシーボ効果が働いている。そのおかげでなんらかの救いを得ている。だからその宗教を続けている。さらに強いプラシーボ効果の恩恵にあずかるために。

僕はそう考えています。

 

  参考:プラシーボ効果- Wikipedia 

 

水素水を効果があると感じている人はもしかしたらこのプラシーボ効果 が働いているのかもしれません。あるいは本当に水素水には素晴らしい効果があるのかもしれません。あるいは水素水にはまったく効果はないのかもしれません。現時点ではどれが真実なのか僕にはわかりません。この記事を読んでいるあなたはどう思いますか?