ゲームしすぎで死亡例も?日常でも多発する「エコノミークラス症候群」の危険性

「22日間」ゲーム三昧の少年が死亡

ロシア連邦のひとつ、バシコルトスタン共和国のウチャリに暮らしていた17歳の少年(それ以上の情報は明らかにされず)。足の骨を折って自宅で療養を続けていたこの少年は、22日間ぶっ続けでコンピューターゲームの『Defense of the Ancients(DotA)』に没頭する日々を送っていた結果、8月30日に自分の部屋で突然倒れた。救急車で病院に搬送されたもののすでに心肺停止の状態であった。

 

調べによると、少年は過去1年半に2000時間以上、あるいは毎日6.5時間以上をゲームに費やしていた“ゲーム中毒”だったとのこと。

 

診断した医師が口にした病名は「肺塞栓症深部静脈血栓症)」いわゆるエコノミークラス症候群。飛行機や長距離バスに座り続ける旅で発生することがあり、静脈に血の塊ができ、それが血流にのって肺の血管を塞ぐという恐ろしいものである。

 

女子テニス界のセリーナ・ウィリアムズ選手は2011年、29歳にしてその病気を発症。血栓を取り除く手術を受けている。

 

ソース

 

 

 「エコノミークラス症候群」は、乗り物以外でも起こりえる?

長時間乗り物に乗っていることで起こりやすいと思われがちですが、何も乗り物に限った話ではありません。身近な生活の中にも、これと同じ症状を引き起こす行動があります。それは「長時間テレビを見る」ことです。

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エコノミークラス症候群」とは?

正式名称では深部静脈血栓症(DVT)、あるいは肺血栓塞栓症(PTE)と呼ぶ。旅行者血栓症(りょこうしゃけっせんしょう)とも呼ばれている。

 

下腿(かたい。膝から下)などの細い静脈の中で、血のかたまりができ、それが移動して肺の血管に詰まって呼吸困難になった病態のこと。

 

長時間にわたって同じ姿勢で座っているときに足の血流が悪くなり、血管内に血の塊ができてしまう

 

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エコノミークラス症候群」の主な症状

軽い場合は、片側の足のむくみや痛みがあります。この症状はすぐに分かることもあれば、時間が経って分かる場合もあります。

 

重症例では足にできた血の固まりが肺に詰まり、息が苦しくなり、胸の痛みを訴えて失神することがあります。

 

血栓ができても症状が無く、気が付かない場合もあります。

 

血栓ができても一部が血管の壁にくっついているだけで、血管が完全に詰まらなければ、下肢のはれなどの症状は起こりません

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エコノミークラス症候群」の主な原因とは?

発症する場合、多くはもともと血液が固まりやすい、つまり血塊ができやすい体質や遺伝的な要因が大きい。

 

血液が一定の速さと方向性で、規則正しく流れているところには、血栓や動脈硬化は生じにくい。しかし、血液の流れが乱れたり滞ったりすると、血管壁や血小板の機能に異常が生じ、血栓ができやすくなる。

 

エコノミークラス症候群」を発症しやすい環境

飛行機だけではなく、列車旅行など、長時間座席に座って移動する時や、オフィスでのデスクワーク、長時間の会議、劇場・映画館など。特に、空調設備の整ったオフィス環境はきわめて航空機内に類似した環境と言える。

 

新潟中越地震の時に車で避難生活中の女性がエコノミークラス症候群によるとみられる肺塞栓(そくせん)で死亡されたのは記憶に新しい

 

ある調査では、1日5時間以上座ってテレビを見る人は、リスクが高まる

1日5時間以上座ってテレビを見る人は、2時間30分未満の人に比べて、肺に血の塊が詰まる病気(肺動脈塞栓症)のリスクが2倍以上になることが判明。

 

特に40歳から59歳までの人で5時間以上テレビを見る人は最もリスクが高く、2.5時間未満の人に比べて6倍以上も危険であることが分かった。さらに同じ年齢層で、2.5時間から4.9時間見る人は、それより少ない人に比べ肺動脈塞栓症になるリスクが3倍以上になることも明らかになる。

 

ソース

 

エコノミークラス症候群」になりやすい人とは?

生活習慣病

糖尿病

肥満症

喫煙者

下肢静脈瘤を有する

40歳以上の女性

背の低い人

 

アルコール摂取が利尿作用を引き起こし、脱水症状に近い状態になることから、血栓ができやすくなる状況を作ってしまうことがあります。

 

エコノミークラス症候群」を予防するポイントとは?

水分補給を忘れない

人間に必要な水分量は体重1kgにつき1時間1mlと言われます。ということは、体重が50kgなら、1時間に最低50mlの水分を摂らなくてはなりません。

 

 体内の水分が蒸発し、血栓ができるのを防ぐためには、しっかり水分を摂らなければなりません。

 

冬場は水分補給量が減る傾向がある。定期的に水分補給をしてください。

 

こまめに「足の曲げ伸ばし」を行う

ほとんどの肺動脈血栓症は、足の血流を改善することが何よりの予防策

 

座っている状態でもできるかかとの上下運動や腿上げ運動、足の曲げ伸ばしといった運動をする。

 

脚を組むと血行が悪くなるので、控える

 

アルコールを控える

アルコール摂取が利尿作用を引き起こし、脱水症状に近い状態になることから、血栓ができやすくなる状況を作ってしまうことがあります。

 

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